北海道で聴いていた歌に近いなにかを
北海道追っかけ紀行の途中ですが、今日は北海道でのライブに近い雰囲気の動画をまとめてみました。いっぱいリンクすると収拾つかなくなるので、気になったらうまいことリンクでたどっていってください。
Rannoch (木村林太郎・菅野朝子)
銀の笛はスコットランドの言葉、ゲール語の歌。亡命先のフランスで生まれたスコットランド王子、チャールズがイングランドに帰還するとき、誰が笛を吹いてお迎えしましょうか…という感じの歌詞、だそうです。MCの受け売りです。林太郎さんの柔らかなボーカルと、菅野さんの端正なバイオリン。私はHo ro hu a hu il o Ho ro hu a hu il o、というコーラスのところがすごい好きです。
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歌、ディーゼル、鳥、北海道9日間#3
3日目 6月9日(月) 札幌-小樽
道内移動開始の日。まずは札幌から小樽へ、1時間もかからぬ小移動。だが5時半には目が覚めてしまい、そのまま寝床で句会用の俳句を作ってメール。1年ほど毎月お世話になっている句会が明後日11日にあるのだが、その時はまだ北海道にいる。そのため「欠席投句」という形での参加とさせてもらう。
句会は楽しい。誰が作ったかわからない句の中からお気に入りを選び、褒めたり喜んだりちょっと突っ込んだりして、最後にやっと作った人がわかる、というシステムは「優しい(アナログゲームの)人狼」という人もいる。人狼の嘘をついたり人を疑ったりの部分がなくて、「実は私でした!」と名乗り上げる快感だけがある。システムだけでも楽しいのに、今、ご縁がある人たちは作品を読む力があって、表現が明るくて、たまに「こんなにええ人たちと座を囲んでええんじゃろか」と考え込んでしまうくらいだ。そんな座組がうれしくないはずがない。休まず参加したかったけれど、はじめて句会より優先してしまったのがこの旅だ。
屋根の下にディーゼルの匂いと音がこもる札幌駅は何度来てもいい。
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歌、ディーゼル、鳥、北海道9日間#2
2日目 6月8日(日) 札幌
唯一連泊の日。散歩に行こう、と意気込んで支度を整えたところで雨。ひとまず朝ごはんにしてしまう。
ボディのしっかりしたカフェラテとトースト。パンはセルフサービスで好きな厚みに切るシステムなので、セレブな厚みに切らせていただいた。
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歌、ディーゼル、鳥、北海道9日間#1
どこから書こう、何を語ろう。
6月7日から6月15日にかけて巡った北海道のことを振り返ります。
旅行の数日前からいつも緊張で眠れなくなる。服が足りなくなったら、天気はどうなるだろう、チェックアウトまでにパッキングが間に合わなかったら、カメラのSDカードが足りなくなったら、体力はもつだろうか、起きられるだろうか。旅程が長ければ長いほど不安は高まる。何度、旅行を経験しても出かける日の朝は真っ青な顔をしている。本当は旅行が嫌いなんじゃなかろうかとさえ、玄関を出るまでは思っている。
その不安を乗り越えてでも行きたい旅があった。平たく言ってしまえばバンドの追っかけ! バンドというか、ユニットというか。日によって少しずつ変わっていくメンバー。その歌と響きと重なりを追って、鉄道とバスを乗り継いでいく。そんな北海道9日間の話です。
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