5/4 文学フリマ参加します!

最近、淡々と告知マンになっておりますが、5/4文学フリマ参加のお知らせです。

「やまいぬワークス」C-17 1Fのエンタメ・大衆小説島です。

今回の新刊は
「あまいものはじめました」400円(予定)
 2006年から2012年の間に発表した短編の中から、
 恋愛にまつわる話4本を集めた再録本です。
 収録作品は以下の通り。

 ・三月に架ける橋(2008年)

 ・雨ではなく、雪でなく(2007年)

 ・林檎と帰宅部(2012年)

 ・世界で一番よい肴(2012年)※収録につきタイトルをつけました

そのほか、既刊として

現実の旅行×妄想と会話 バンド追っかけ紀行
「さよなら木霊」400円

ラスト10部くらい、の北海道鉄道旅行小説
「淡雪」700円

を持っていきます。
ひさしぶりに文庫本3冊。
お近くまでおこしの際にはどうぞおたちよりください。

 

 

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3/8テキレボ参加します!

3/8に開催される、テキスト系即売会第1回Text-Revolutions(略してテキレボ)に、参加します!

B-05「やまいぬワークス」です。

新刊は、無料配布のコピー本「はじめての多磨霊園(仮)」です。先のエントリ、

第1回テキレボアンソロジー「はじめての××」参加しました! - ふんどしくわえたやまいぬ・新館 で、イベント参加者限定アンソロジーに短編で参加しておりますが、「はじめての多磨霊園(仮)猫の都合をきいてきて」は、その続編にあたる掌編です。

無料配布だからばんばんもらいにきてね! 今のところテキレボ限定頒布予定です。(※将来的に書き溜まったら総集編とかは作るかもしれません)

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 その他、既刊の「淡雪」と「はじめての木霊」を持っていきます。

「淡雪」はそろそろ完売しそうなので、北海道好きのかたはお早めにどうぞ。

 それと、個人的なお知らせですが、小説用のペンネームを変えることにしました。

今まで、歌集の編纂など編集は「ハゼ」、小説を書くときは「広川伊砂緒」名義としていたのですが、もうなんやかんやで面倒くさいので、今後は「斉藤ハゼ」で統一していきます。はい。

また土壇場ですが、お知らせでした。

第1回テキレボアンソロジー「はじめての××」参加しました!

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3/8に開催される、テキスト系即売会第1回Text-Revolutions(略してテキレボ) 参加サークル有志によるアンソロジー「はじめての××」に参加しました。

「はじめての××」、××のところに好きな単語を入れて、みんなで好きに作品を作ったアンソロジー。小説や詩が50本以上も詰まった、読み応えたっぷりの一冊です。すげえ。

まず先行で通販、その後3/8のText-Revolutions で頒布されるそうです。

Text-Revolutions » 第1回テキレボアンソロジー「はじめての××」

このアンソロジー、テキレボ参加サークルのサークルカタログも兼ねております。理想を申せば、先に入手していただき、「なるほどーこのサークルはこんな話を書くのねー」ということを念頭に入れたうえで、3/8テキレボにご来場いただくと! 最高にお買い物が捗るのではないかと思います。

サークルカタログである、ということを念頭に置いたうえで、うちの芸風「うすくらい、うすぼんやり、うだうだ」を存分に発揮した現代なんにも起きない物「はじめての高尾山」をお出ししました。これがお気に召すかたなら、うちの本は何を読んでもオッケーだと思います。ウェルカム!

この本に参加させていただいた以上、もちろん3/8のテキレボにも参加します。が、今のところ新刊の予定はありません。なんか思いついたらペーパーかコピー本は作ります。

テキレボの参加サークルを見ると、ファンタジーとかライトノベルとかがいっぱいあって、「げ、現代ファンタジーのつもり……」と言いながら、ド地味を地で行くうちのサークル、水面に浮いた枯葉みたいに浮きまくることでしょう。が、文学フリマコミケとは違う、新しい読者との出会いがあるのではないかと楽しみにしています。

11/24文学フリマ参加します!

 自分でも忘れてたんですが、このblogは私の同人サークルのお知らせをする場所でもあったんでした。北海道愛を語るだけのblogじゃない。

 

 というわけで、直前になりましたがお知らせです。

11/24「文学フリマ」に参加します。2年ぶりの即売会参加となります。

「やまいぬワークス」C14 です。

 

頒布物

新刊「さよなら木霊」文庫本 134p 500円(予価)

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2010年に頒布したコピー本「中野さんと僕」の再録と、その続編「さよなら木霊」の二本立てです。現実と妄想の狭間を行く紀行小説。

「中野さんと僕」

 2009年秋、中野さんと僕は、とあるバンドの北海道ツアーを追って五泊六日の旅に出た。現実の旅と空想の対話を巡る中編。

 →中野さんと僕は、webで全編が読めます。試し読みにどうぞ。

   中野さんと僕 - 広川伊砂緒 | ブクログのパブー

 「さよなら木霊」

「中野さんと僕」から5年。

 2014年秋、大和と斉藤は、とあるバンドの北海道ツアーを追って五泊六日の旅に出た。現実の旅と空想の力を慈しむ短編。

 


既刊「淡雪」文庫本 268p 700円

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 業務多忙のエンジニア佐藤令太は十二月の仕事納めの夜、自称「サンタの娘」セッカと出会い、「本物の雪」を見に行く旅に出る。
旅の目的地は北海道。
一日に数本しか走らない小さな列車、キハ53がたどり着く場所とは。
そこで彼らが見た「本当の雪」とは。
ファンタジーと北海道が交錯する、列車旅行小説。

 →amazonでも買えます。淡雪

 

 なんの因果か、北海道を気動車でガタガタ旅行する本が2冊、並びます。表紙も青系統で似てますね。違いがわからなかったら、両方買えばいいと思うよ! 

 あと、「さよなら木霊」のあとがき兼裏話みたいなペーパー?無料配布本?みたいなものを作ろうと思います。こちらは「さよなら木霊」を買われた方に差し上げます。今から作ります。間に合えー!

 では、皆様のお運びを切にお待ちしております。

歌、ディーゼル、鳥、北海道9日間#10

8日目 6月14日(土) 天売-羽幌ー留萌ー滝川ー富良野

 窓のすぐ外で風が荒れ狂っている。朝4時30分、早朝に目が覚めるのが定着化したようだ。午前中の船が欠航すれば、富良野のライブには間に合わない。

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風にあおられながら飛び立つオオセグロカモメ

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歌、ディーゼル、鳥、北海道9日間#9

7日目 6月13日(金) 豊富ー羽幌ー天売 後編

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天売行の切符

 以前、人から「鳥があきれるほど間近に降ってくる島」の話を聞いた。ウトウというまっ黒い鳥が、決まった季節の夜、空を埋め尽くすほどに現れるのだという。その鳥は着地が恐ろしく下手で、空から地面目がけて落ちるように降ってくる。だから、それを見に行くツアーでは、人間はヘルメットをかぶって、頭にウトウがぶつかった時に備えるのだ……と。

 その話が妙に忘れられなかった。いつか天売へウトウを見に行こう、と決めていた。それが今日だ。

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