11/24文学フリマ参加します!

 自分でも忘れてたんですが、このblogは私の同人サークルのお知らせをする場所でもあったんでした。北海道愛を語るだけのblogじゃない。

 

 というわけで、直前になりましたがお知らせです。

11/24「文学フリマ」に参加します。2年ぶりの即売会参加となります。

「やまいぬワークス」C14 です。

 

頒布物

新刊「さよなら木霊」文庫本 134p 500円(予価)

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2010年に頒布したコピー本「中野さんと僕」の再録と、その続編「さよなら木霊」の二本立てです。現実と妄想の狭間を行く紀行小説。

「中野さんと僕」

 2009年秋、中野さんと僕は、とあるバンドの北海道ツアーを追って五泊六日の旅に出た。現実の旅と空想の対話を巡る中編。

 →中野さんと僕は、webで全編が読めます。試し読みにどうぞ。

   中野さんと僕 - 広川伊砂緒 | ブクログのパブー

 「さよなら木霊」

「中野さんと僕」から5年。

 2014年秋、大和と斉藤は、とあるバンドの北海道ツアーを追って五泊六日の旅に出た。現実の旅と空想の力を慈しむ短編。

 


既刊「淡雪」文庫本 268p 700円

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 業務多忙のエンジニア佐藤令太は十二月の仕事納めの夜、自称「サンタの娘」セッカと出会い、「本物の雪」を見に行く旅に出る。
旅の目的地は北海道。
一日に数本しか走らない小さな列車、キハ53がたどり着く場所とは。
そこで彼らが見た「本当の雪」とは。
ファンタジーと北海道が交錯する、列車旅行小説。

 →amazonでも買えます。淡雪

 

 なんの因果か、北海道を気動車でガタガタ旅行する本が2冊、並びます。表紙も青系統で似てますね。違いがわからなかったら、両方買えばいいと思うよ! 

 あと、「さよなら木霊」のあとがき兼裏話みたいなペーパー?無料配布本?みたいなものを作ろうと思います。こちらは「さよなら木霊」を買われた方に差し上げます。今から作ります。間に合えー!

 では、皆様のお運びを切にお待ちしております。

歌、ディーゼル、鳥、北海道9日間#10

8日目 6月14日(土) 天売-羽幌ー留萌ー滝川ー富良野

 窓のすぐ外で風が荒れ狂っている。朝4時30分、早朝に目が覚めるのが定着化したようだ。午前中の船が欠航すれば、富良野のライブには間に合わない。

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風にあおられながら飛び立つオオセグロカモメ

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歌、ディーゼル、鳥、北海道9日間#9

7日目 6月13日(金) 豊富ー羽幌ー天売 後編

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天売行の切符

 以前、人から「鳥があきれるほど間近に降ってくる島」の話を聞いた。ウトウというまっ黒い鳥が、決まった季節の夜、空を埋め尽くすほどに現れるのだという。その鳥は着地が恐ろしく下手で、空から地面目がけて落ちるように降ってくる。だから、それを見に行くツアーでは、人間はヘルメットをかぶって、頭にウトウがぶつかった時に備えるのだ……と。

 その話が妙に忘れられなかった。いつか天売へウトウを見に行こう、と決めていた。それが今日だ。

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歌、ディーゼル、鳥、北海道9日間#8

7日目 6月13日(金) 豊富ー羽幌ー天売 前編

 細切れに眠って、3時30分に目が覚める。もう隣室から気配がする。やはり鳥屋さんの朝は早い。

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前日の夕方に撮った、宿よりの眺め。

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歌、ディーゼル、鳥、北海道9日間#7

6日目 6月12日(木) 豊富-稚内-豊富

 4時30分に目が覚める。今日も3時間半ほどしか眠っていない。外は強い雨、重たい空。鳥見に行く気力が起きない。まだ昨夜の音の欠片が耳の中に残っている。

 昨晩の句会の結果がメールで届いていた。昨日、選句のときにもらった全50句に句の作者、点数、点を入れた人の名前が追記してある。私の提出した5句は4点の句、3点の句、1点の句、0点の句が2つ、となっていた。点を競うものではないけれど、やはり点が入るのは嬉しい。私の作を読んで、考えてくれた証なのだ。嬉しくないはずがない。

 

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「お風呂はいつでも沸いてるわよ!」とおばちゃんが言うので、朝風呂にしようとしたら見事に水だった。

 

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9/6「句会と想像と言葉と」

 ゲーム+句会イベント「句会と想像と言葉と」に参加してきた。

 主催は、句会でお世話になっている俳人佐藤文香さんと、東京マッハなどのイベントでお見かけするたび「萌える……」と呟かずにはいられないゲーム作家の米光一成さんのお二人。

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